平素より協会の事業推進にご協力を賜り御礼申し上げます。
さて、すでに報道等においてご存知かと思いますが、マッチング型サイトを通じて派遣されたベビーシッターが子どもへの性犯罪で逮捕されるという事案が4月24日と6月12日の2件続けて発生しました。
このような犯罪は、子どもの命を預かり、子どもの健全な成長発達を見守る使命を持ち、家庭における子育てを支援するベビーシッターとして絶対にあってはならないことです。ごく一部の人による出来事とは言え、ベビーシッター業界への影響は避けられません。 会員の皆様も大変心を痛めていらっしゃることと思います。
今回の事件は、マッチング型サイトにより起こってしまいました。協会としましては、ベビーシッター（家庭訪問保育）という事業は、「請負」で行われることがふさわしいという考えの元、約30年間、自主基準の作成をはじめ、ベビーシッターの研修、認定制度、調査研究、広報活動等、日本におけるベビーシッターの仕組みづくりに邁進してまいりました。事業者の皆様も、安心安全なベビーシッターサービスを提供するために、たゆまないご努力を重ねていらっしゃると思います。
みなさまのご努力によって日本のベビーシッターサービスは発展してまいりましが、誠に残念ながらこのような事件が起こってしまいました。今回のことは、マッチング型サイトのみならず事業者請負型でも起こり得ることと考えます。
そこで、会員事業者の皆様にお願いがあります。今一度、所属シッターとのコミュニケーションをしっかりととり、管理体制の再確認をお願いします。併せて、シッターへの教育体制、研修内容等の再確認もお願いします。
協会としましても、犯罪・事故防止のためにはどうしたらいいか、安全対策のためには何が必要かを皆様と一緒に考えていく所存です。どうぞ、皆様のご意見、お知恵をお寄せください。コロナ渦の続く中、非常に悲しい、あってはならないことが起きてしまいました。子どもの命と子どもの健全な成長発達を一番において、皆様と共に考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
